衣替えはいつ?春夏秋冬の最適タイミングと失敗しないコツを解説

衣替えの準備風景。2024年4月のカレンダー、春夏・秋冬の服の山、クローゼットで服を選ぶ人物。

季節の変わり目になると必ず出てくる「衣替えっていつやればいいんだろう?」という悩み。カレンダー通りに6月1日と10月1日でやるべきなのか、それとも気温を見て判断すべきなのか、迷いますよね。最近は猛暑や暖冬で季節感もずれがち。この記事では、春夏秋冬それぞれの衣替えのベストタイミングを気温の目安と一緒にまとめ、失敗しないための手順やコツまで丁寧に解説します。

この記事で伝えたいこと
衣替えは6月1日・10月1日というカレンダー通りではなく、最高気温を目安に2〜3週間かけて段階的に行うのが失敗しないコツです。春服は最高気温16℃以上、夏服は22℃以上、秋服は23℃以下、冬服は15℃以下が切り替えの目安。地域差やしまい洗い・防虫対策のポイントも押さえて、賢く快適に季節を迎えましょう。

衣替えはいつ?基本の時期と考え方

衣替えの基本の時期は「春夏へは6月1日前後」「秋冬へは10月1日前後」ですが、実際は最高気温を目安に2〜3週間かけて段階的に行うのがベストです。カレンダー通りに一気にやると寒暖差に対応できず失敗しがちです。

クローゼットの前で衣類を整理している女性の様子

そもそも衣替えという習慣は、平安時代に中国から伝わった宮中行事「更衣(こうい)」がルーツとされています。江戸時代には武家で年4回の切り替えが制度化され、明治時代の改暦後に軍人や警察官の制服切り替えが6月1日・10月1日と定められ、これが学校や企業にも広まって今に至ります。

ただ、正直なところ、今の日本の気候でカレンダー通りに衣替えするのはかなり無理があります。10月1日でも真夏日みたいな日がザラにありますよね。だからこそ、日付ではなく気温を基準にするのが現代の正解です。

気温を基準にした衣替えの目安

衣替えの気温目安は、春服16℃以上・夏服22℃以上・秋服23℃以下・冬服15℃以下です。同じ気温帯が3〜5日続いたら切り替えのサインと考えてください。

  • 春服へ(3月下旬〜4月頃):最高気温16〜20℃を目安に、コート・ダウンをしまい始める
  • 夏服へ(5月中旬〜6月上旬):最高気温22〜25℃を超える日が増えたら、半袖中心に切り替え
  • 秋服へ(9月下旬〜10月頃):最高気温が23℃以下になったら長袖・羽織りを出す
  • 冬服へ(10月下旬〜11月頃):最高気温15℃以下でニット・厚手アウターの出番

この目安はhttps://store.united-arrows.co.jp/ua_columns/yomimono/4869などでも紹介されている一般的な基準です。数日の天気予報を見ながら、「あ、しばらくこの気温続きそう」と判断できたら動き出すのがコツですよ。

春の衣替えはいつ?冬物から春物への切り替え

春の衣替えは3月下旬〜4月頃、最高気温16℃以上が3日続いたら始めるのが目安です。ただし朝晩はまだ冷えるので、薄手コートやカーディガンは残しておくと安心です。

春の陽気の中、薄手のトレンチコートを着た女性の後ろ姿

春の衣替えって、実は一番タイミングが難しいと思っています。だって、日中は20℃近くまで上がるのに、朝晩は10℃を下回る日もあるじゃないですか。厚手のダウンをしまった翌日にまさかの寒の戻り、なんて経験、誰しもありますよね。

春の衣替えで残しておくべきアイテム

春の衣替えでは「薄手のニット・カーディガン・トレンチコート」を最後まで残しておくのが正解です。4月中旬までは寒暖差が激しく、羽織り物が必須になります。

去年3月末に「もう暖かくなったし!」と全部の冬物を圧縮袋に詰めたら、翌週に急に寒くなって失敗しました。それ以来、春の衣替えは2週間かけてゆっくり進めるようにしています。まずダウンや厚手のニットからしまって、薄手のニット・トレンチコートは4月いっぱい手元に置く、というイメージです。

夏の衣替えはいつ?梅雨入り前がベストタイミング

夏の衣替えは5月中旬〜6月上旬、最高気温22〜25℃を超える日が増えた梅雨入り前がベストです。湿度が上がる前に済ませると、収納した衣類のカビを防げます。

白い夏服が並んだ明るいクローゼット

夏の衣替えで一番大事なのは、梅雨入り前に終わらせること。これに尽きます。梅雨に入ってから慌てて冬物をしまおうとすると、湿気がこもってカビや虫食いの原因になります。

しまい洗いは必ずしてから収納する

収納前の「しまい洗い」は必須で、一度しか着ていない服でも必ず洗ってからしまうのが鉄則です。皮脂や汗の汚れが残っていると、翌シーズンに黄ばみや虫食いの原因になります。

これ知らずに一度やらかしました。お気に入りのカシミヤニットを「まだキレイだし」とそのまましまったら、翌年出したときに脇のあたりが黄ばんでいて…。もう二度とあの悲しみは味わいたくないので、面倒でも全部洗ってからしまうようにしています。ウールやカシミヤはクリーニングに出すのが確実です。

秋の衣替えはいつ?残暑を見極めて段階的に

秋の衣替えは9月下旬〜10月頃、最高気温が23℃以下になる日が3日続いたら開始するのが目安です。近年は9月も真夏日が続くため、慌てて切り替えないのがポイントです。

ベージュのニットとデニムを合わせた秋のコーディネート

正直、ここ数年の9月って夏そのものですよね。「10月1日は衣替え」なんて言われても、まだ半袖じゃないと外歩けない日が普通にあります。だから、秋の衣替えは「9月下旬から少しずつ、10月中旬までに完了」くらいのゆるいスケジュールで進めるのがちょうどいいです。

秋に出しておきたいのは羽織り物

まず出すべきは、薄手のカーディガン・シャツジャケット・ロングスリーブTシャツなど、朝晩の冷えに対応できる羽織り物です。分厚いニットやコートを一気に出す必要はまだありません。日中はまだ暑いですからね。

冬の衣替えはいつ?本格的な寒さに備えるタイミング

冬の衣替えは10月下旬〜11月頃、最高気温が15℃以下になったらダウンやウールコートを出すタイミングです。急な冷え込みに慌てないよう、11月上旬までには準備を終えておくと安心です。

冬服への切り替えは、実は春や夏よりも判断しやすいです。「寒い!」ってはっきりわかるので。ただし、いきなり最強装備のダウンを出すのではなく、まずはウールのコートやチェスターコートから始めて、本格的に寒くなる12月に向けて厚手のアウターを追加していく、という流れがスマートです。

地域による衣替えのタイミング差

衣替えの時期は地域で大きく異なり、北海道・東北は本州より2〜3週間早く、九州・沖縄は逆に2〜3週間遅くなります。お住まいの地域の気温を基準にするのが確実です。

  • 北海道・東北:冬服は10月中旬〜下旬、春服は5月に入ってから
  • 関東・関西:一般的な目安通り(春3月下旬、夏5月下旬、秋10月、冬11月)
  • 九州・沖縄:冬服は11月下旬〜12月、春服は3月上旬から

横浜に住んでいるので関東の目安通りに動いています。地域によって気温の変化が本当に大きく異なるので、自分の地域に合わせて調整することが大切ですね。

制服・スーツの衣替えはいつ?

制服・スーツの衣替えは、多くの学校・企業で「6月1日に夏服、10月1日に冬服」が基本で、前後2週間ほどの移行期間が設けられています。移行期間中は夏服・冬服どちらでもOKとしている場合が多いです。

これは明治時代に軍人や警察官の制服が6月1日・10月1日に切り替えられた名残で、今も学校や制服のある企業に受け継がれています。https://jpnculture.net/koromogae/によると、江戸時代には年4回の細かい制度があったそうで、日本人の季節への感度の高さを感じますね。

ビジネススーツの衣替え

スーツの場合、クールビズ(5月〜9月)とウォームビズ(11月〜3月)の期間が目安になります。夏物スーツは通気性の良いサマーウール、冬物は保温性の高いフランネル素材、というふうに素材で切り替えるのが正解です。

「衣替え」は俳句の季語としても使われる

「衣替え」は俳句で夏の季語として使われ、旧暦4月1日の初夏の風物詩として詠まれてきました。季節の移り変わりを感じる日本ならではの美しい言葉です。

ちょっとした豆知識ですが、衣替えは俳句の夏の季語なんです。大学で脚本を学んでいた時期に俳句にちょっとハマった時期があって、その時に知りました。「更衣(ころもがえ)」と書かれることが多く、初夏の爽やかさを感じさせる言葉として使われています。日常の家事も、こうやって文化的な背景を知ると少し楽しくなりませんか?

失敗しない衣替えの手順5ステップ

衣替えは「全部出す→選別→洗濯→分類→収納」の5ステップで進めると、モノが減って収納もスッキリします。一気にやろうとせず、晴れた日を選んで2〜3日に分けるのがコツです。

畳んだ衣類を収納ボックスに整理している様子

STEP.1
持っている服を全部出す
クローゼットや引き出しから該当シーズンの服を全部出して、自分の持ち物を把握します。「こんなに持ってたの!?」ってなること、ほぼ確定です。
STEP.2
いらない服を手放す
1年以上着ていない服、サイズが合わない服、汚れやほつれがある服はこのタイミングで処分。フリマアプリやリサイクルショップも活用しましょう。
STEP.3
しまう服を洗濯・クリーニング
一度でも着た服は必ず洗ってから収納。ウールやシルクなど繊細な素材はクリーニングに出すのが安心です。
STEP.4
季節ごとに分類して収納場所を決める
オフシーズンの服は取り出しにくい場所(天袋・ベッド下)、これから着る服は手前に配置。
STEP.5
防虫剤・除湿剤をセットして完了
収納ボックスの上部に防虫剤、下部に除湿剤を置くと効果的。これで来シーズンも安心です。

衣替えの日は「晴天が2〜3日続いた日」を選ぶ

衣替え作業は空気が乾燥した晴天が2〜3日続いた日を選ぶのが理想的です。湿気の多い日に作業すると衣類に湿気がこもり、カビの原因になります。

雨の日や湿度が高い日にどうしてもやらなきゃいけない場合は、エアコンの除湿機能を使って部屋の湿度を下げてから作業してください。梅雨前の駆け込みで湿度70%の日にやったことがありますが、あれは失敗でした…。

(体験談)ズボラな私が衣替えを楽にした3つの工夫

衣替えを楽にする3つの工夫は「オールシーズン服を増やす・見せる収納を活用・段階的に進める」です。これで私は年2回の大掛かりな衣替えから解放されました。

シンプルで機能的なクローゼットの様子

正直に言うと衣替えが本当に苦手でした。ウェブディレクターの仕事が忙しくて、休日にクローゼット全部出す気力がない…。そんな私が試行錯誤して行き着いたのが「衣替えの回数を減らす」という発想です。

具体的にやったのは3つ。1つ目は、オールシーズン着られる服を増やしたこと。デニムやシンプルなTシャツ、ロングカーディガンなど、季節をまたいで使える服を軸に組み立てるようにしました。

2つ目は、クローゼットの中で「今シーズン」と「オフシーズン」のゾーンを分けたこと。全部の服を出さなくても、ゾーンごとに位置を入れ替えるだけで衣替えが完了します。これめちゃくちゃラクです。

3つ目は、無理に1日で終わらせないこと。休日の30分だけ、と決めて数回に分けてやると精神的にも楽です。彼女にも「一気にやろうとするから疲れるんだよ」ってよく言われます(笑)。ズボラでも工夫次第で衣替えは全然辛くなくなりますよ。

よくある質問:衣替えはいつに関するQ&A

秋服への衣替えはいつ頃しますか?
秋服への衣替えは9月下旬〜10月頃が目安です。最高気温が23℃以下になる日が3日続いたら、半袖をしまって長袖や薄手の羽織りに切り替えていきましょう。
衣替えはいつ頃からするのでしょうか?
衣替えは季節の変わり目、具体的には3月下旬(春)、5月中旬(夏)、9月下旬(秋)、10月下旬(冬)から少しずつ始めるのが一般的です。一気にやらず2〜3週間かけて段階的に進めるのがおすすめです。
衣替えはいつするのが一般的ですか?
一般的な衣替えの日付は6月1日(夏服へ)と10月1日(冬服へ)です。ただし現在は最高気温を目安に判断するのが主流で、カレンダー通りに動く必要はありません。
10月の衣替えはいつからですか?
10月の衣替え(秋→冬服)は、多くの学校や企業で10月1日を基準に前後2週間の移行期間が設けられています。家庭では最高気温15℃以下を目安に10月下旬〜11月上旬に切り替える人が多いです。
桐蔭学園の衣替えはいつですか?
桐蔭学園を含む多くの学校では、6月1日から夏服、10月1日から冬服が基本ルールです。移行期間として前後2週間ほど夏服・冬服どちらでも可としている場合が多いですが、詳細は各校の公式案内をご確認ください。
衣替えはいつから始まりましたか?
衣替えは平安時代(794年〜1185年)に中国から伝わった宮中行事「更衣」が起源です。江戸時代に武家で年4回の制度が確立し、明治時代に6月1日・10月1日の切り替えが定着して現在に至ります。
社会人の衣替えはいつしたらいいですか?
社会人はクールビズ(5月〜9月)とウォームビズ(11月〜3月)の期間を目安にすると分かりやすいです。スーツも夏物・冬物で素材を切り替え、季節の変わり目には合物(間服)を活用するとスマートです。
冬服への衣替えはいつから始めますか?
冬服への衣替えは10月下旬〜11月頃、最高気温が15℃以下になる日が続いたら開始します。まずはウールコートやニットから出し、本格的な寒さに合わせてダウンを追加すると効率的です。
春の衣替えはいつ頃しますか?
春の衣替えは3月下旬〜4月頃、最高気温16〜20℃が続く日を目安に始めます。ただし朝晩の冷え込みに備えて、薄手のニットやトレンチコートは4月いっぱい残しておくと安心です。
衣替えの回数を減らすことはできますか?
可能です。オールシーズン着られるベーシックアイテムを軸にして、クローゼット内で「オンシーズン」と「オフシーズン」のゾーンを分ける「通年クローゼット」を作れば、大掛かりな衣替えは不要になります。

まとめ:衣替えは気温を目安に段階的に

衣替えの時期は、カレンダー上の6月1日・10月1日だけでなく、毎日の最高気温を目安にするのが失敗しないコツです。2〜3週間かけて段階的に切り替えていきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございます。最後に、衣替えのポイントをおさらいしておきますね。

  • 夏服への衣替え(5月中旬〜6月上旬):最高気温22〜25℃を超える日が増えたら。梅雨入り前に済ませればカビ対策にも◎
  • 冬服への衣替え(10月〜11月頃):最高気温15〜20℃以下が秋のサイン、15℃以下で本格的な冬服へ。2〜3週間の移行期間を設けると快適
  • 地域差を意識する:北海道・東北は遅め、九州・沖縄は早めに調整
  • 作業日は晴天が2〜3日続いた日を選ぶ:湿気の少ない日にやることでカビや虫食いを防止
  • しまい洗いは必須:一度でも着た服は洗ってからしまう

衣替えって、面倒に感じるけれど、実は自分の持ち物や暮らしを見直せる貴重なタイミングでもあります。「あ、これもう1年着てないな」って気づいたら手放すきっかけにもなりますし、季節の変わり目を五感で感じられる、日本人ならではの豊かな習慣だと私は思っています。

今年の衣替えは、ぜひ気温を見ながらゆっくり進めてみてください。あなたのクローゼットが、次の季節をもっと楽しめる空間になりますように。